あの筑紫哲也さんが他界されましたね。
最近は、子供を寝かしつけながら一緒に寝てしまうので、
あまりニュース23を視聴する機会がなかったのですが、
癌治療に専念されていることは知っていました。
私の中では、唯一信頼できるキャスターでした。
大好きだったので、とってもショックで残念です。
よく、大きな事件や不可解なニュースがあると、「筑紫さんは
なんてコメントするんだろう」と、いろいろなニュース番組を見
た後に必ず「ニュース23」を視ていたのを思い出します。
筑紫さんは、何か人を柔和にさせる魔法のようなものを持っ
ているのではないかと、不思議に思うことがありました。
気難しいので有名な、インタビュアー泣かせのアンソニー
ホプキンスが来日した時です。
2局の夜のニュース番組でインタビューが組まれました。
一方のニュース番組では、気難しさ全開のホプキンス氏に、
輪をかけて「不機嫌」オーラがでていて、取りつく島もなくイ
ンタビューを終えざるを得なかった、ように映りました。
さて、次の筑紫さんのインタビューはいかに。。と思って見ると、
同じ人物とは思えないほどの紳士ぶりのホプキンスさんでは
ないですか。
しかも、芝居の話をノリノリで話しています。筑紫さんとはすっ
かり打ち解けていて、芝居に対して非常に厳しい考えをもって
いる彼が、筑紫さんとは同等の立場で会話しているといった
印象でした。
ジェーン・バーキンのインタビューでは、のっけからバーキン
さんは子猫が陽だまりの中でごろごろ気持ちよさそうにくつ
ろいでいる的にテーブルにしなだれて、無防備そのものです。
二人とも満面の笑顔で、1言、2言と言葉を交わしてはまた
ニコニコ笑顔・・・まるで恋人同士か!と思う程でした。
きっと不思議な魅力を持ち合わせていた方なのでしょうね。
新聞記者からキャスターへ転身し、堅い職業でありながら、
文化や芸術に造詣の深い方だったようで、多忙な中、「ニュ
ース23」の本番ギリギリまで、コンサートや演劇を観に行か
れてたようです。
筑紫さんの「多事争論」がwebにありました。
筑紫さんの残した言葉をゆっくりかみしめたいと思いました。




